13. 【ロゴマーク:プリンセスカットの理由】
プリンセスカットは、古代から続くダイヤモンドのカッティング方法の歴史の中では比較的新しく、1970年頃に誕生しました。宝石のカッティング技術は、研磨職人の腕だけでなく発達した研磨機械の登場により今も日進月歩磨かれています。
Rosewood & N.H.は、時代を超えて永く愛されてきたダイヤモンドという貴石の新しい魅力や可能性を表現したプリンセスカットをブランドロゴに用い、当社でロゴマークを丁寧にデザインしました。
なお、プリンセスカットは日本でも、そのネーミングと美しい輝きを放つ様から、ダイヤモンドのファンシーカットの中ではエメラルドカットと並ぶ高い人気を誇ります。
特にクラウン箇所のカッティングが複雑なため、ダイヤモンドに入り込んだ光がキラキラと反射しあう繊細な輝きがプリンセスカット特有の個性を生み出しています。
余談ですが、歴史と伝統のあるエメラルドカットを用いたブランドロゴといえば、 Boucheronの大粒のエメラルドカットの宝石からパリ・ヴァンドーム広場を透かした図をロゴマークに用いたという逸話がありますが、ジュエリーデザインだけに限らず、ブランドのイメージを決めるロゴデザインにも拘りをてる豊かさは、とても大切に感じます。